医院名 |
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木村眼科 |
院長 |
木村 純一 |
住所 |
〒206-0014 東京都多摩市乞田1426 KTAビル2階 |
診療科目 |
眼科 |
電話番号 |
042-400-0860 |
眼球にはレンズがあり、眼に入ってきた光のピントを網膜(視神経)に合わせ、ものがハッキリ見えるように調整しています。このレンズの働きをするのが角膜(黒目)と水晶体ですが、水晶体は年齢と共にだんだん濁っていきます。
これを白内障といいます。
白内障は60歳代くらいになれば、ほぼ全員の方に現れてきますので、いわゆる「病気」とは少し違うかもしれません。
しかし進行すると「かすむ」「まぶしい」「見えない」などの原因になり、さらに進行すると場合によっては他の病気の原因になることもありますので、ある程度で治療を開始することをおすすめします。
白内障の治療には
・点眼などによる薬物療法
・手術
があります。
数種類ある点眼薬ですが、白内障の進行を遅らせる効果はあるものの、濁ってしまった水晶体を透明に戻すことはできません。
ですので、水晶体の濁りが強く、見えづらくて困っているときは手術を考える必要があります。
手術は通常、局所麻酔で行い、超音波を使って濁った水晶体を吸出し、人工のレンズ(眼内レンズ)と入れ替えます。
術後は翌日からほぼ通常の生活が可能ですが、遠近のピント調節ができませんので遠方用または老眼用のメガネが必要になることが多くあります。
当院では白内障の診断から点眼治療、日帰り手術や術後の診察を行っております。
気になることがありましたらまずはお気軽にご相談ください。
日本人の糖尿病有病率は男性15%、女性10%程度で50歳以上で急増するといわれています。
直接命に関ることはあまりありませんが、種々の合併症により全身にじわじわと症状が現れます。
中でも、三大合併症として「腎症」「神経症」「網膜症」があげられ、これらを発症すると日常生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。
「糖尿病網膜症」は、主に眼底の毛細血管の変化により出血や網膜中心部のむくみなどを引き起こします。
さらに進行すると難治性の緑内障や網膜剥離にまで発展することがあり、日本人の失明原因の上位に挙げられます。
進行例の治療としてはレーザー治療や手術などもありますが、まず大切なのは「食事・運動も含めた血糖コントロール」と「定期的な眼底検査」です。
糖尿病網膜症は糖尿病発症から10年程で徐々に発症してくることが多く初期には自覚症状がないため、発見されたときにはかなり進行していて治療が難しくなることも少なくありません。
「よく見えるから大丈夫!」
ではなく、大丈夫なことを確認するためにもぜひ定期的に眼底検査を受けるようにしてください。
花粉症は、症状が悪化してから治療を始めると薬は効きづらく、症状もなかなか改善しません。
前年の気温や地域により差はありますが、スギなら1月から花粉が飛び始めますので、遅くとも飛散予報の2週間前から治療すると効果的と言われています。
かゆみ、充血、ゴロゴロ感など目の症状も早期の点眼薬の治療で、軽く抑えることができます。
主に
①メディエーター遊離抑制薬
②ヒスタミン受容体拮抗薬
③ステロイド薬
これらを患者様の症状に合わせ使用していきます。
・症状が現れる時期を遅らせる
・症状を軽くする
・薬剤の使用を少なくできる
など多くのメリットが期待できますので、早目の受診をおすすめします。
ドライアイ(乾性角結膜症)は、涙の量や質の異常によって起こり、異物感や乾燥感、疲れなどの不快な症状を引き起こします。また、空気の乾燥やパソコンなどのモニター作業、コンタクトレンズ装用などによって症状が強くなることがあります。
症状が進行すると黒目の表面に傷がついて痛みを感じたり、涙目の症状が現れたりします。
治療は点眼薬が主となりますが、意識的にまばたきを多くし、長時間のパソコン使用を避け、加湿を行うことなどでも症状の改善が期待できます。点眼薬も最近ではいろいろな種類がありますので、症状によっては組み合わせて使うこともできます。
なんとなく眼の調子が悪い、といった場合にドライアイが原因のことも多いので、一度検査してみてはいかがでしょうか。